NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。 «納品物を評価する»

包埋ブロック内のCT撮影

材料内部のイメージング撮影

従来、病理標本を作製する際に材料内部の状況は確認できませんでした。
そのため、依頼いただいた「目的部位の確認」のためには想定される位置まで注意深く、多くの薄切を継続する必要がありました。 作製された包埋ブロックから沢山の薄切と染色を行っても、希望される「あるべき目的部位」が「外れている」ことや「無い」場合が発生し、 依頼いただいた研究結果が出にくいという結果になるケースもあります(組織内部への物理的な処置、組織内部への埋植、立体構造の変化等)。

軟組織や水分を含む材料では、固定状態の材料にMRI を利用することで臓器内のイメージング撮影を行うことは可能です。 しかし、MRIに使用されているX線は水分が少ない骨組織、歯、顎骨は透過せず、撮影はできないというデメリットがあります。 そこで、CT を利用して、包埋ブロック内の材料構造を含めた目的物の位置(上下左右の距離)が確認可能となります。

以下は、樹脂包埋ブロックの例です。

包埋ブロックは、パラフィン包埋でも樹脂包埋でも対応可能です。
画像に表示される断層撮影枚数(番号)、計測開始時からの距離を参考に目的部位の確認、おおよその薄切位置の確認が可能となります。

測定条件&注意事項
  1. 包埋ブロックの大きさ:縦10cm×横5cm×高6cm以内
    パラフィン包埋ブロック、樹脂包埋ブロックが対応可能です。
    (小動物全身を含む規格以上の撮影はお受けできません)
  2. CT空間分解能: 数(10)~ 140μm(撮影物の大きさで変化します。)
  3. 撮影材料の注意点:
    • 目的箇所を大まかに把握するための撮影です。
    • 包埋工程の角度により「目的位置」と薄切面が一致しない場合は、再包埋等の作業が追加されることがあります。
    • 再包埋工程等の影響もあり、最終的には可能性を踏まえての「連続薄切」「亜連続薄切」サービスを併用します。
    • 埋植物、ノッチ等の標本化の場合は、CTとのセット受託となります。
  4. 免責事項
    • 目的部位の有無確認に利用する為、目的部位が確認できない場合でも作業費用は請求をさせていただきます。
    • 目的部位の最終判断はお客様に確認していただきます。
    • CT画像で目的部位が確認できた場合でも、特にパラフィン包埋の場合は、再包埋工程等で、組織の収縮や変形 により、目的部位が標本上に表現できない場合もあります。
受託手順
  1. 依頼者からの問合せ、または材料を確認後に当社からCT撮影サービスの提案
  2. 撮影目的位置(方向)の確認と当社免責事項の依頼者による承認
  3. 撮影可能時期を調整し、検体ブロックの受付(当社への送付)時期を決定します。
  4. 撮影実施(協力施設で実施します。)
  5. CT撮影画像(DICOM規格)を依頼者に WEB配信等で送りますので、目的場所を DICOM ビュアーソフト確認※1していただきます。5営業日以内に確認の上連絡をおねがいします。
  6. 目的部位が確定した場合は、標本作製に入ります。作製難易度によって作製方法のご提案(「連続切片」あるいは「亜連続切片」)をさせていただきます。
  7. 目的部位が確認できなかった場合は撮影までの費用を請求、試験終了とさせていただきます。
  8. 標本作製を行い結果を納品させていただきます。(標本撮影を希望される場合は、バーチャルスライドまたはショット写真を別費用でお受けできます。)

画像ご確認と薄切情報のご提供

  • DICOMビュアーソフト※1を用いて目的組織の有無、方向等を確認ください。
  • DICOM画像をお受け取りになってから、ビュアーのスクリーンショットや3D情報から、薄切方向、薄切位置(深さ・厚み)を確認の上、当社に情報提供をおねがいします。

※1:DICOMビュアーについては個別お問合せください。
WEB上にフリーまたは有償品が各種あります。
お客様の使用しやすいソフトを選択ください。


>> パンフレットはこちら