NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。

セルブロック作製

セルブロック作製受託(改良)

「セルブロック法」とは培養細胞(浮遊細胞・接着細胞)や細胞診検体を固定し、それに包埋-薄切を行なうことで、疑似組織的な標本スライドを作製する手法のことです。
近年、各種研究に際して同一条件で実組織(ヒト由来、動物由来)を利用する場合や、免疫染色のポジティブコントロールやネガティブコントロールとして利用するために、強制発現細胞、ノックダウン細胞を用いたセルブロックを作製することが多くなってきています。

★セルブロックは以下のようなメリットがあります★

  1. 連続切片による同一細胞の複数標本作製が可能
  2. 細胞の断面を組織切片として観察可能
  3. 遺伝子やタンパク質の発現解析(免疫染色、in situ Hybridization)
  4. 微小サンプルの取扱(セルブロックで集合体として標本化可能)
  5. 半永久的に細胞を包埋ブロックとして保存可能

その半面、試薬の調製が面倒、手技が煩雑で安定したセルブロックを作製することが困難ということで、多くの経験と熟練が必要とされ倦厭されてきたことも事実です。
当社では従来、アガロースゲルを用いたセルブロック作製と薄切による標本作製の委託を受けていましたが、アガロースゲル法は各種報告では細胞の損失率が高いとされておりました。今回、より良い技術開発ができましたので受託内容の切替を実施します。

セルブロック法の標本染色写真例
  改良法※1 従来法(アガロースゲル法)
細胞の種類 細胞診検体(穿刺吸引材料、婦人科細胞診材料)、
培養細胞(浮遊細胞、接着細胞、iPS細胞、ES細胞)、
セルソーターで分取した細胞集団、微細組織、微小生物
細胞の固定方法 最終的に使用される材料の固定方法に合わせてください。
将来的に組織免疫染色のコントロールとして利用することをお考えの場合は、
対象組織の固定方法に合わせてください。
(例:10%ホルマリン固定、PFA固定、市販LBC固定液等)
必要細胞量(培養細胞の場合) 5×107※2以上を推奨 最低5×107
標本中の細胞密度 密度が高く多くの細胞の観察が可能 標本中の細胞密度が低い(散在)
ブロックの厚さ 従来法に比べ均一な厚さの
ブロックを作製可能
不均一
バーチャルスライド利用 可能
(細胞密度が高くフォーカスを合わせられる)
不可能
(細胞密度が低くフォーカスが合わない)
実例写真
 細胞種  :HEP2細胞
 作製細胞数:5×107
 HE染色マクロ撮影写真
セルブロック改良法
セルブロック従来法

※1:コロジオンバック法を基本とした当社オリジナルの作製法です。

※2:材料を発送する前に細胞数の確認をお願いします。受け入れ時に当社でも細胞数の確認を行ないますが、
※2: 所定の量に満たない場合は、作製を保留とするか継続するかの確認をさせていただきます。
※2: 改良法は細胞数が少ないと細胞密度は大きく変わりませんが集塊面積が小さくなる傾向です。
※2: 従来法は細胞密度が極端に少なくなる傾向があります。


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