NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。

臓器MRI撮影

湿固定臓器内のイメージング撮影

従来、病理標本を作製する際に湿固定臓器内の状況は確認できませんでした。 そのため、ご依頼いただいた「目的部位の確認」には想定される可能性の下で以下のような作業を行う必要がありました。

沢山の薄切と染色を行っても、希望される「あるべき目的部位」が「外れている」ことや「無い」場合が発生し、ご依頼いただいた研究結果が出にくいという結果になるケースもあります(組織内部への物理的な処置、組織内部への埋植、立体構造の変化等)。
この度、実験動物用高性能MRIシステム※1を利用することで、病理標本作製前に湿固定臓器内のイメージング撮影を行うサービスを開始します。三次元的に高解像度撮影での組織内部の事前確認が可能となります。※2

測定条件&注意事項
  1. 組織の大きさ:40mm×20mm以下の検体(小動物全身を含む規格以上の撮影はお受けできません。)
  2. MRIの空間分解能0.1mm程度(対象物が0.1mm以下の場合、撮影は不可能です。)
  3. 撮影材料の注意点:
    • 目的箇所を大まかに把握するための撮影です。作業工程(固定時間、パラフィン包埋、MRI撮影用の特殊溶液等)において作製面、作製位置(角度)は、組織収縮・変形により変わりますので、最終的には可能性を踏まえての「連続薄切」「亜連続薄切」サービスを併用します。
    • 水分が多く含まれる臓器撮影に向いており、一般的に骨や肺は解像度は悪い。
    • 撮影に適さない材料:脱水状態の組織(エタノール等)、金属および水分を含まない固形物(MicroCT 等を利用ください。)
  4. 免責事項
    • 目的部位の有無確認に利用する為、目的部位が確認できない場合でも作業費用は請求をさせていただきます。
    • 目的部位の最終判断はお客様に確認していただきます。
    • MRIの画像を提供後1週間以内に標本作製開始位置情報(実施の有無、方向、深さ、厚み等)の連絡をいただく必要があります。(長期間固定液に浸漬された状態は好ましくありません。)
    • MRI画像で目的部位が確認できた場合でも、標本作製過程において組織の収縮や変形 により、標本上に表現できない場合もあります。
受託手順
  1. 依頼者からの問合せ、または材料を確認後に当社から MRI 撮影サービスの提案
  2. 撮影目的位置(方向)の確認と当社免責事項の依頼者による承認
  3. 撮影可能時期を調整し、検体の受付(当社への送付)時期を決定します。固定液は 10%中性緩衝ホルマリンの使用を推奨
  4. 撮影実施
  5. MRI撮影画像(DICOM 規格)をお客様にWEB配信で送りますので、目的場所をDICOMビュアーソフト確認※3していただきます。5営業日以内に確認の上連絡をおねがいします。
  6. 目的部位が確定した場合は、標本作製に入ります。作製難易度によって作製方法のご提案(「連続切片」あるいは「亜連続切片」)をさせていただきます。
  7. 目的部位が確認できなかった場合は撮影までの費用を請求、試験終了とさせていただきます。
  8. 標本作製を行い結果を納品させていただきます。(標本撮影を希望される場合は、バーチャルスライドまたはショット写真を別費用でお受けできます。)
画像ご確認と薄切情報のご提供
  • DICOMビュアーソフト※3を用いて目的組織の有無、方向等を確認ください。
  • DICOM画像をお受け取りになってから、ビュアーのスクリーンショットや3D情報から、薄切方向、薄切位置(深さ・厚み)をご確認の上、当社に情報提供をお願いします。

※1:実験小動物用高性能コンパクトMRIシステムM7
(プライムテック株式会社扱い)

※2:実際にはDICOM規格の画像で提供され、
2次元、3次元での観察が可能です。
DICOM規格のビュアーを利用ください。

※3:DICOMビュアーについては個別お問合せください。
WEB上にフリーまたは有償品が各種あります。
お客様の使用しやすいソフトを選択ください。


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