NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。

研究用病理標本作製と染色(未染色標本)

パラフィンコー ティングスライド標本での納品

未染色標本の納品方法を変更します。
従来、パラフィン包埋組織から作製する薄切切片スライドは「薄切後のそのままの状態」で納品してきましたが、 「パラフィンコーティングスライド標本(Para-Mate※1利用)」での納品に変更します。
(従来の納品を希望する場合には依頼時に連絡いただければ対応可能です。)
納品価格、包装形態には変更ありません。

導入目的
  • 免疫染色等での抗原性維持に有効と報告されています。※2
  • 薄切組織表面の保護
パラコート済み未染色標本

左図の様にスライド表面に薄層パラフィンコート形態での納品となります。
外気・湿度との遮断が可能となり、組織中の蛋白、酵素類への影響が少ないと考えられると報告されています。※2
当社でも文献※2と同じ性能を確認しました。




※1:株式会社カケンジェネックスの製品名です。

※2:文献 「病理と臨床 2010 Vol.28 No.6 酵素抗体法に有用な未染標本保存法の検討」

納品されたスライドの脱パラフィン方法※3
  • パラフィンコーティングスライドを60℃インキュベーターに数分入れてパラフィンを溶解し、その後通常の脱パラフィン処理以降の操作を実施する。(※2記載)
  • 通常の脱パラフィンのキシレン処理時間を多少長くする工夫が必要(25℃室温)

処理時間 未処理 パラフィンコート処理 備考
0秒 両方とも表面白濁
30秒 × パラフィンコート処理は表面白濁
60秒 両方ともパラフィンが僅かに残存
120秒 パラフィンコート処理のスライド端に多少残存
180秒 表面上パラフィン残存、アーチファクトも確認されない

用手法 未処理 パラフィンコート処理
HE染色 HE(未処理) HE(パラフィンコート)
自動免疫染色装置での脱パラフィン処理からの自動化対応※3
  • ベンタナXTシステム・BOND RXともに綺麗に染色され、アーチファクトは確認されなかった。

自動免疫染色装置 未処理 パラフィンコート処理
Roche社
ベンタナXTシステム
ベンチマーク
免染(未処理) 免染(パラフィンコート)
Leica社
BOND RX
免染(未処理) 免染(パラフィンコート)

※3:本結果報告は、当社での確認結果であり、実際の運用に際しては各施設での従来の脱パラフィン方法との比較検討をお願いします。


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