NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。

質量顕微鏡用薄切標本作製

CMCコンパウンド化したサンプルからの凍結薄切標本作製

新しい解析・観察をするための、新原理による顕微鏡は各顕微鏡開発・製造メーカーからリリースされています。
そのなかでも顕微鏡による形態観察と質量分析計による構造解析を一体化した質量顕微鏡があり、この異なる2つの原理から検出された画像を重ね合わせたイメージング質量分析画像を解析することが可能です。この機能は生体組織切片から直接対象とする生体分子(低分子代謝産物・脂質・ペプチドやタンパク質など)を解析する方法が注目を集めており、多くの分野での研究が開始されていると報告されています。
この観察方法として一般に解析に用いられる組織切片としては凍結切片が使われていますが、従来のOCTコンパウンドによる包埋では質量分析に影響を与える添加物が含まれています。よって所定のコンパウンドを用いての処理を行ない、従来より均一かつ特殊な方法・技術が必要とされます。

CMCコンパウンド化したサンプルからの凍結薄切標本作製※1
  • 使用スライドグラス:MICRO SLIDE GRASS(ITOコートスライド)松浪硝子工業株式会社製
     ? スライドグラスは依頼者様にて準備ください。
     ? ITOコート抵抗値、剥離防止コートの有無については研究目的により選択ください。
  • 納品形態:要相談
     例:未染色標本を密封チューブ内(乾燥剤入)を入れた形で納品した経験があります。

コンパウンド個化

※1【注意事項】

  • 生の凍結サンプルをお送りいただいて処理することも可能ですが、CMCコンパウンド処理前の融解時に組織への損傷が発生します。よって採材後即座にCMCコンパウンド処理をしてサンプルの準備と発送をお願いします。
  • コンパウンドが固化すると不透明となり作製部位が不明瞭な状態になります(右写真様)。コンパウンド処理前に、実検体写真の撮影(最低でも上面および長軸横面の2面)と包埋状態(向き・方向)にあわせて、サンプルの切り出し位置をラインで示した指示が明確になる様な「作業指示資料」を明示ください。

作業指示例

  • 例1:サンプル上面からみて薄切面が最大面積となるように薄切希望
  • 例2:サンプル左側面の最大面での薄切標本化希望
  • 例3:右側面最大面(左上部から右下部への薄切標本)希望(下図)

作業指示例

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