NHSL 株式会社 新組織科学研究所

NHSLは病理組織標本作製と評価のプロフェッショナルとしてお客様に「最高の満足」をご提供致します。

高度な作製技術を要する臓器の標本作製

眼球黄斑部・視神経病理標本作製

「眼球黄斑部」(左図:黄斑)とは、目の「網膜中心部で視細胞が密集している場所」の名称です。 この黄斑部の働きによって視力が決まるという「物を見る」ために重要な場所です。
病理学的には、眼底部、主に網膜の変化を観察する(刺激性試験)を目的とする際に、黄斑部・視神経を含めた断面を標本化して欲しいという依頼があります。





各種病態により、黄斑部周囲の異常所見(浮腫、肥厚、変形等)が発生するとされています。


● 受託対象動物 サル
● 固定方法 Davidson液組成: 95%エタノール 75ml ホルムアルデヒド 50ml
    酢酸 25ml 精製水 50ml
 

①眼球摘出後、割を入れずDavidson液に浸漬固定。
②固定浸漬時間は24時間(過固定となるとアーチファクトの要因になります)。
 ?固定開始4~8時間後に標本作製に関わらない部位をカット除去し、固定液が内部に
  入るようにして下さい(眼球全体を固定する目的です)。
 ?網膜付近まで大きくカットしてしまったり、物理的な圧力で眼球を変形させてしまう
  と網膜の剥がれが発生する可能性が高くなりますので作業される際はご注意ください。
③24時間固定後に10%中緩衝性ホルマリン溶液に浸漬。可能であれば3時間後に新しい
 中性緩衝ホルマリン溶液に浸漬して当社に送付ください。
● 納品

①作製包埋ブロック
②HE染色標本1枚

<注意事項>

  • 黄斑が不明瞭な場合: 網膜の萎縮や他網膜変化が強い場合、あるいは解剖により網膜剥離や変形を生じている検体は黄斑部が不明瞭となります。その場合は、視神経乳頭部と黄斑部であろう箇所の標本を作製します。追加での、深切り薄切操作は有償オプションで受託可能です。
  • アーチファクト:眼球標本は、固定や解剖技術の影響を受けやすい組織ですので、解剖、固定の際は注意ください。

>> 眼球黄斑部・視神経病理標本作製の解説PDFはこちら